『ボードゲームレビュー』アウトブレイク。阻止のドクターと増殖のウイルスに分かれて戦う

アナログゲームレビューボードゲーム

アウトブレイク。
ボードゲームレビュー第1弾。

個人的にはコンポーネントが多すぎるタイプよりも比較的シンプルなボードゲームが好き。

あえてこういう時期だからこそのボードゲームかもしれない。
そういう意味も込めて今回は『アウトブレイク』の紹介。

  • 形式:対戦
  • プレイ人数:2人
  • 一戦の時間:5分~10分

製品版の箱には15分と書かれているが、正直そんなにかからない感じ。

完全二人用。
悲しき一人デュエルの要領で一人で遊べなくはないけど…。

ルール

使うのはそれぞれ17枚ずつ、合計34枚の六角形のタイルのみ。

ルールは至ってシンプル。
ドクター側ウイルス側の2プレイヤーに分かれ、スタートとなる病原菌タイルを起点に順番にタイルを1枚ずつルールに従って置いて行く。

先行は確定でドクター側

手札は3枚。
自分の番が来たら山札から1枚引き、4枚の中から選んで配置する。

勝利条件も非常にシンプル。

  • ドクター側はウイルス増殖ルートを完全に断ち切る
  • ウイルス側はタイルが7枚連鎖するように逃げ切れば勝ち

私のような適当に置いていくようなプレイヤーが2人集まれば、5分程度で一試合終了する。

タイルには3つのアイコン、ダイヤ・サークル・スクエアが刻まれており、新しく奥くタイルは連結するように置かなければならない。

好き勝手にタイルを置くことはできないため、目当てのタイルを引くという運要素も絡む。

スペシャルタイプという名のタイルカード

タイルにはスペシャルタイプという、ドクター側ウイルス側共に逆転も狙える強力なタイルが存在している。

  • ドクター側
    相手のウイルスに重ねて置くことができ、ウイルスのタイルを分断させることができる
  • ウイルス側
    通常のルール通りに配置し、その後連続でもう一枚タイルを置くことができる

正直、1枚でも手札に引き込むことができれば有利に戦えること間違いなし。

とっつきやすさ

圧倒的分かりやすさとシンプルさ。
小さいお子様でも簡単に遊ぶことができる。

戦略の幅

勝利条件がシンプルなことと、使うタイルの枚数があまり多いわけではないのでそのまで考えることはないかもしれない。

※タイルが全てなくなったらウイルス側の勝ち

運要素。
特にスペシャルタイプが引けるかどうかで差が出てくるので、場合によっては使用を1枚に減らすか、特定のタイミングで確定1枚もらえるようなルール改変を行ってもいいかも。

ドクター側とウイルス側、各1枚ずつ白紙のタイルがくっついているのでちょっとだけオリジナリティーを加えることができる。

デザイン

正直、デザインで購入を決意した私。
このラチェクラの武器アイコンみたいなやつに一目ぼれした。

この手の連結系のボードゲームって、同じようなカテゴリーの札が全部同じイラストデザインだったりすることがあるので数種類用意されているのが地味に好き。

たぶん、ドクター側とウイルス側で全部同じ絵柄だったら買ってなかったと思う。

MTGカードの大きさは88mm×63mm。

コンポーネントの質

タイルはそう簡単には折れることはないような、十分な厚みがある。

その代わりなのか、外箱が柔いタイプなので長年持ち運んでるといつかは折れ曲がりそうな感じ。

何気にタイルが大きく頑丈なので、小さい子が飲み込んでしまう心配がないのが割と嬉しいところか。

総評

一回遊んでしまえばそうそう忘れることはないくらいにシンプルなボードゲーム。

amazonを見る限りもう一種類あるみたいなので、新版かマイナーチェンジ?
値段も1500円くらいとボードゲームとしては非常に安い部類。

体感的にウイルス側が強いような気がするので、ドクター側の手札にスペシャルタイプのタイルを1枚デフォルトで持たせてもいいような気がしないでもない。

個人的にデザインが気に入ってるので、いろいろなアイコンを採用した拡張セットが出てくれたらな…とちょっと期待してる。

今この状況で面と向かってプレイするボードゲームとかお馬鹿なの?…と思うかも…。

[itemlink post_id=”2538″]